コラム 2026年3月18日
個室入院室での集中痛み管理
金孝燮
代表院長
外来治療の限界、なぜ入院が必要なのか
慢性の痛みを抱える患者さんの中には、週2〜3回の通院治療では十分な改善を実感できない方が多くいらっしゃいます。痛みがNRS6点以上で持続したり、夜間痛で睡眠の質が著しく低下したりする場合がそうです。外来治療は施術後に日常生活へ戻る中で再び損傷部位に負担がかかるため、回復が遅くなりがちです。
入院治療の密度 — 1日2〜3回の施術
個室の入院室では、1日に鍼治療2回、薬鍼1回、推拿療法1回、物理療法1〜2回を集中的に受けることができます。外来で1週間かけて受ける治療を、わずか2日でこなす計算になります。特に蜂薬鍼(蜂藥鍼)やシンバロ薬鍼など、炎症抑制効果の高い薬鍼を毎日施術できる点が大きな利点です。
鍼・韓方薬・物理療法併用のシナジー
入院環境では治療間隔を最適化できます。午前の鍼治療の後に韓方薬を服用し、午後の推拿治療の後に物理療法(ICT、干渉波)を配置すると、それぞれの治療効果が相乗的に作用します。韓方薬は痛む部位の瘀血(オヒョル)をほぐし気血循環を助ける処方を中心に組み立てます。独活寄生湯(獨活寄生湯)や五積散(五積散)などが代表的です。
24時間観察による安心
入院中は夜間に痛みが悪化したり、韓方薬服用後に消化状態が良くないときも即座に対応が可能です。点滴処置や灸(灸)治療を追加してコンディションを安定させることができ、ご家族の介護負担も大きく軽減されます。
- 対象:NRS6点以上の慢性痛、睡眠障害を伴う患者
- 治療密度:1日4〜6回の複合施術
- 平均入院期間:7〜14日
- 核心処方:独活寄生湯、五積散、蜂薬鍼