コラム 2026年3月16日
声がれが2週間以上続くときに確認すべきこと
金孝燮
代表院長
一時的な疲労か、治療が必要な状態か
風邪の後に声がかすれるのはよくありますが、2週間以上声がれが続く場合は単純な疲労ではない可能性を考慮する必要があります。耳鼻咽喉科ガイドラインでも2週間以上続く嗄声(させい)には喉頭内視鏡検査が推奨されています。
鑑別すべき原因
- 急性喉頭炎:風邪ウイルスによる声帯の炎症 — 通常1~2週間で自然回復
- 声帯結節:繰り返しの過使用による声帯のタコ — 音声休息+韓方治療
- 声帯ポリープ:声帯にできた水疱性病変 — 大きさにより手術が必要
- 逆流性咽喉頭炎:胃酸逆流による声帯刺激 — 胃腸治療を併用
- 声帯麻痺:片側の声帯が動かない状態 — 神経学的評価が必要
韓方治療の適用
喉頭内視鏡で原因を確認したうえで、結節・喉頭炎・逆流による場合に韓方治療が有効です。
- 響聲破笛丸(ヒャンソンパジョクファン)加減:原因に応じて清熱・化痰・補陰の薬材を加減
- 鍼治療:咽喉部の血流改善と浮腫の緩和
- 音声リハビリ:正しい発声法の指導と声帯筋強化トレーニングを併用
このような場合は早めに検査を
- 声がれ+体重減少+喫煙歴 → 喉頭癌の除外が必要
- 声がれ+飲み込み時の痛み → 咽喉頭腫瘍の鑑別
- 急に片側の声が出ない → 声帯麻痺を疑う