コラム 2026年2月22日
小児の交通事故後の成長板への影響、精密検査が必要です
金孝燮
代表院長
成長板とは
成長板(骨端板、growth plate)は骨の両端に位置する軟骨組織で、骨が長くなる成長が行われる場所です。成長期の子どもの成長板は成人の骨に比べて物理的衝撃に弱く、交通事故などの外傷で損傷すると、正常な骨の成長に影響を与える可能性があります。
成長板損傷の危険性
- 成長遅延:損傷した成長板が早期閉鎖すると、その骨の成長が止まる可能性があります
- 角変形:成長板の一部だけが損傷すると、骨が曲がって成長することがあります
- 左右差:片側の脚の成長板だけが損傷すると、両脚の長さが異なる場合があります
- 遅発性症状:事故当時には発見されず、数ヶ月〜数年後に成長異常が現れることもあります
精密検査の重要性
成長板損傷は通常のX線では見えにくい場合があります。MRIや超音波検査で軟骨組織の微細な損傷まで確認する必要があります。事故後にお子さまが特定部位の痛みを訴えたり、関節部に腫れがあれば、必ず成長板の検査を受けてください。
韓医学的な成長板ケア
成長板損傷後の回復過程で韓医学的ケアが役立ちます。
- 成長促進の韓方薬:骨格発達に必要な腎精(腎精)を補う処方で、骨の健やかな成長を助けます
- 鍼治療:損傷部位の血流を改善し、軟骨組織の回復を促進します
- 定期モニタリング:3〜6ヶ月ごとに成長状態を追跡観察し、異常を早期に発見します
成長期の事故後遺症は長期的視点で
小児交通事故の後遺症は、当面の痛みの解消だけでなく、長期的な成長と発達に与える影響まで考慮して治療計画を立てる必要があります。事故後最低1年間は定期検査で成長の推移を確認されることをお勧めします。