コラム 2026年1月16日
交通事故直後の対処法と診療手順
金孝燮
代表院長
事故現場での初期対応
交通事故が発生したら、まず安全な場所へ移動し、112番(警察)に通報します。警察が発行する交通事故事実確認書は、その後の保険請求と治療の基礎書類となるため必ず確保してください。事故直後はアドレナリン分泌により痛みを感じないことが多いため、大丈夫と感じても必ず医療機関を受診してください。
保険会社への連絡と受付手続き
加害車両(または自分の車両)の自動車保険会社に事故を届け出ると受付番号が発行されます。この番号を韓医院に伝えると、韓医院から保険会社へ直接診療費を請求するため、患者本人は費用負担なく治療を受けられます。過失割合に関わらず、まず治療を受けるのが原則です。
初期72時間の重要性
事故後の最初の72時間は、軟部組織(筋肉・靭帯・筋膜)損傷の急性炎症期です。この時期に適切な治療を開始すれば炎症が早く鎮まり、慢性化を予防できます。韓医学では急性期に祛瘀活血(きょおかっけつ)治療を優先し、鍼治療で局所血行を改善し瘀血の停滞を解きます。
韓医院初診時の流れ
- 問診:事故状況、衝突方向、シートベルト・エアバッグ作動有無の確認
- 理学的検査:頸椎・腰椎可動域、筋力検査、神経学的検査
- 画像検査:必要に応じてX線・MRI依頼
- 治療計画の策定:損傷部位・程度に応じて入院または外来治療を決定
- 初期治療:鍼(太衝・合谷・風池)、カッピング、韓方薬の処方
事故後2週間以内に治療を開始しないと、保険会社が事故と症状の因果関係を否定する可能性があるため、できるだけ早く受診されることをお勧めします。