コラム 2026年2月22日
更年期症候群、ホルモン剤なしで管理する方法
金孝燮
代表院長
更年期は自然な変化です
更年期は女性の生涯において自然に訪れる転換期です。通常45~55歳の間に卵巣機能が低下し、エストロゲンの分泌が減少することで、さまざまな身体的・精神的変化が現れます。顔のほてり(ホットフラッシュ)、発汗、睡眠障害、抑うつ感、関節痛などが代表的な症状です。
ホルモン補充療法の限界
西洋医学では主にホルモン補充療法(HRT)が用いられますが、乳がん・血栓症のリスク増加などの副作用懸念から、長期服用をためらう方が多いです。韓方治療は、こうした副作用なしに更年期症状を緩和できる代替療法です。
韓方による更年期管理の方法
- 加味逍遙散(カミショウヨウサン, 加味逍遙散):肝気(ガンキ)を巡らせ、顔のほてり・抑うつ・不眠に効果的です
- 地黄系処方:陰虚(インキョ, 陰虛)体質に津液を補い、皮膚の乾燥や口渇症状を改善します
- 鍼治療:自律神経のバランスを整え、ほてりの頻度と強度を軽減します
- 生活習慣の改善:軽い有酸素運動、カルシウム・ビタミンDの補充、豆類の摂取を併行します
体質別のオーダーメイド管理が要
同じ更年期でも体質によって症状の現れ方が異なります。熱の多い体質では上熱感が強く、気血が虚した体質では疲労感・無気力が際立ちます。韓医学的な体質診断により、自分に合ったオーダーメイドの処方を受けることが、効果的な更年期管理の鍵です。
更年期、ひとりで我慢しないでください
更年期症状は生活の質を大きく低下させますが、適切な治療と管理で十分に改善可能です。ホルモン剤に抵抗がある方は、韓方治療をご検討ください。