コラム 2026年2月22日
梨状筋症候群、お尻の痛みの隠れた原因
金孝燮
代表院長
お尻の奥から始まった痛みが太ももの裏側へと放散し、坐骨神経痛に似た症状が現れるのに、MRIでは椎間板の異常が見つからない場合があります。このとき疑うべきなのが梨状筋症候群(Piriformis Syndrome)です。
梨状筋はどこにありますか?
梨状筋は仙骨(仙骨)から始まり、大腿骨の大転子に付着する深部の臀部筋肉です。この筋肉のすぐ下、または間を坐骨神経が通っており、梨状筋が緊張したり肥大したりすると坐骨神経を圧迫して痛みを引き起こします。
梨状筋症候群の症状
- お尻の深部の重だるい痛み
- 太ももの裏側に沿って下る放散痛
- 長時間座っていると症状悪化(特に硬い椅子)
- 階段昇り、しゃがみ込み、あぐらの姿勢で痛み増加
- 片側のお尻だけに現れる場合が多い
椎間板ヘルニアとはどう違いますか?
- 腰痛なしにお尻から症状が始まる
- 腰を曲げるよりも座る姿勢でより悪化する
- MRI上で椎間板異常所見なし
- お尻の深部を押すと痛みが再現される
原因と治療
長時間の座位生活、運動不足、骨盤の非対称、過度な運動などが原因となります。梨状筋の緊張を緩めることが治療の核心です。
- 鍼・薬鍼治療で梨状筋の弛緩と神経周囲の炎症緩和
- 推拿療法で骨盤アライメント矯正
- 梨状筋専門ストレッチ(フィギュア4ストレッチ)
- テニスボールやフォームローラーを使った自己マッサージ
- 長時間座る習慣の改善